「癌」と聞いただけでドキッとしますよね。
今回は、比較的完治しやすく予後が良好と言われている【大腸癌】について詳しく解説しつつ、大腸癌から転移する確率が高いと言われている肝臓への転移についても触れていこうと思うので、参考にして下さいね。
大腸癌とは?
肛門に近い直腸や下行結腸・S状結腸などに癌ができると、血液が混ざった便が出たり排便の時に痛みを感じたりと症状を自覚しやすいのが特徴と言われています。
逆に小腸に近い上行結腸などにできる癌は、腹痛を起こしにくく便に血液も混ざりにくいので、早期発見されにくいようです。
健診で便鮮血が陽性だったり、症状が出てから病院を受診し、内視鏡検査やCT検査で癌が見つかるという流れが一般的かと思います。
基本的に大腸癌の進行は穏やかとされていて、ステージⅠ程度の癌は内視鏡で切除可能なので予後も良好で、他の臓器と比べても治りやすい癌と言えるでしょうね。
ですが、上行結腸や横行結腸にできた癌や発見が遅れた場合は、肝臓や肺などに転移しやすく、転移先の癌の症状で大腸癌が原発という事に気付くケースもあります。
転移性肝癌について
転移性肝癌とは、肝臓以外の臓器にできた癌(原発巣)が肝臓に転移したものを言います。
ほぼ全ての癌において肝臓へ転移する確率はありますが、特に大腸癌から肝臓へ転移する事が最も多い事がわかっています。
大腸癌と診断がついた時点で、すでに約10%の方が肝転移を認めており、大腸癌に対して手術を行った後に肝転移を発症する確率は、切除した時の進行度にもよりますが、5~30%とされています。
大腸癌患者さんの生命予後にこの肝転移が大きく関わっているのですが、肝臓に転移した場合の治療法としては大きく分けて【肝切除】【薬物療法】【外科治療と薬物療法の組み合わせ】の3つがあります。
どの治療法も専門医の治療方針や経験によって決められているようですが、この治療法の中でも抗癌剤治療について掘り下げてみたいと思います。
抗癌剤治療について
私の働くクリニックのDrに「大腸から肝臓に転移した癌に抗癌剤治療は効果あるんですか?」とストレートに聞いてみました(笑)
その回答は「大腸(原発巣)から肝臓に転移しても大腸癌だからな、抗癌剤が効果あるかないかと言われたら進行具合にもよるけど効果はあるだろうな」とDrは言っていました。
大腸と肝臓は隣接していますし、大腸を出た静脈血が最初に入るのは肝臓って事になりますよね。
このことから大腸癌が肝臓に血行性転移を起こしやすい事がわかります。
近年、大腸癌に対する抗癌剤治療の進歩は著しく、一昔前は肝転移を含めた全ての大腸癌が切除できない患者さんの生存期間(余命)は1年未満と言われていましたが、多剤併用療法(FOLFOX療法・FOLFIRI療法など)や、分子標的薬(アバスチン・アービタックス・ベクテイビックスなど)を併せて治療する事により、2年近くまで生存期間が延長されるようになってきました。
しかし、抗癌剤だけで癌を治療する事はほぼ不可能に近いと言われています。
細部まで検査を重ね、肝切除と薬物治療を組み合わせる治療が主流となっていますが、治療方針や治療計画などについては専門医と相談しつつ進めて行く事になります。
『がん』という大病に備える
がんは二人に1人が患う、喫煙や過労や栄養など生活習慣と関係がある疾病の一つです。
かといって、日々健康に気づかっていても躊躇なく襲いかかってくるのも「がん」という病気です。
ちょっと前までは「がん」と宣告されると「人生終わったー」と肩を落とし暗い気持ちになってしまう方も多かったと思いますが、近年では早期に発見すればするほど生存率は高まっています。
医学の進歩は確実に進んでいます。
そうはいっても、がんになってしまい根治するまで治療費などは部位によって変わってきますが、だいたい3割負担で20万~30万ほどの費用がかかります。
高額療養費制度を使えば自己負担額は軽減されますが、以下のものは健康保険対象外となっていて全額自己負担となります。
- 差額ベッド代(少人数部屋や個室を利用する際の室料)
- 入院中の食事代の負担分
- 病室でのテレビ代
- 先進医療の技術料
- 薬価基準収載前の承認医薬品の投与
- 保険適用前の承認医療機器の使用
などがあり、やはり高額な出費は避けられません。
そこで考えられるのが「がん保険」です。
最近ではアフラックなどでもCMが多く放送されていますが、「がん保険」はやはり必要不可欠ではないでしょうか。
以下で紹介している「保険Navi」では、保険のプロ(ファイナンシャル・プランナー)に無料で相談することができます。
特定の保険会社の営業マンではないので、 保険種類を10社以上という取扱がありますので、多くの保険からユーザーの状況にあった最適な保険を提案してくれます。
しかも、全国どこへでも保険のプロがかけつけてくれます。
相談者満足度98%を誇っているといいますので、安心して相談できるでしょう。
すでに「がん保険」に加入しているという方も、時代のニーズに合わせて各保険会社が次々と新しい商品を出してきているので、「生命保険の見直し」も含め一度無料相談をすることをオススメします。
まとめ
- 大腸癌を早期発見するためには、定期的な検査をしよう
- 大腸が原発の癌には、大腸癌に効果のある抗癌剤が使用される!
- 治療は抗癌剤の多剤併用療法が主流だが、併用する抗癌剤によって副作用も異なってくるため、専門医と十分に相談して決めよう
もっと詳しく掘り下げると、癌の進行度によって使用する抗癌剤が1stLINE、2ndLINE、3ndLINE、4thLINEと分けられています。
自分が今どこのラインにいるのかは専門医へ確認して貰いたいのですが、一言だけ言えるのは1人で癌と戦うのは身体的にも精神的にも辛すぎます。
家族との時間も大切に自分に合った治療を進めて行って下さいね^^
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
他にも、健康に関する色々な病気の予防法や身体に対する症状の改善策、最新の医療情報などを配信していますので合わせて読んでいただけると幸いです。
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