飛蚊症

最近になって母が「目が疲れるわぁ、急に飛蚊症が悪化したみたい。眼鏡もあってない気がするのよね。」と言います。

飛蚊症って聞きなれない病気ですが、「年配」と呼ばれ始めると発症する病気なのでしょうか?

ちょっと気になります。

母がため息をついて話してくれたのは、「飛蚊症ってね、視界に丸いものが見えて、それが目の動きに合わせて動くのよ、だから気になってイライラするの。」だそうです。

どうしてなるのか、どうすれば治るのか早速調べてみました。

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飛蚊症の原因

飛蚊症は白い壁を見たときや空を見たときにハッキリと現れることが多いといわれています。

飛蚊症の原因は大まかに分けると二つになります。

眼球内は卵の白身のような透明なゼリー状の液(これを硝子体と言います)で満たされており、若い時には透明で濁りが無いのですが加齢により濁りが出ることがあります。

原因は繊維質の部分と水分が分離して中に空洞を形成して眼球の内壁から硝子体が離れることにより繊維の塊が眼球内をふわふわと浮遊する(硝子体剥離)ので細かいチリやホコリのように見えてしまいます。

これ自体は病気というより加齢で自然に出てくるものなので心配はいりません。

この状態が1)生理的飛蚊症と呼ばれております。

一方で網膜剥離(網膜が剥がれてしまった状態)・網膜裂孔(網膜に穴が開いてしまった状態)・硝子体出血(糖尿・高血圧・外傷が原因で起こる出血)・ぶどう膜炎(一部のぶどう膜炎では硝子体に起こる濁りが原因)等が2)病的飛蚊症と呼ばれております。

1)の生理的飛蚊症は加齢によるもので慣れてくれば気にならない場合も有りますし、失明などの心配もありませんが、2)の病的飛蚊症は夫々の症状により早急に治療が必要になるので、専門医の力が必要になります。

硝子体出血は出血が酷い場合には目の前に墨が垂れてきたような見え方や霧がかかったような見え方をしますので、普段と違う見え方だと思った場合には注意が必要ですし、出血が軽度の場合には飛蚊症と同じような症状ですが日に日に影が濃くなるようであれば出血が続いていると考えられます。

ぶどう膜炎の場合は、羞明感(まぶしく感じること)・眼痛・霧視(かすみがかかったように見えること)・充血・視力低下を伴う場合が多いです)などの症状を伴います。

どちらの場合においても判断は出来ませんので、出来るだけ早急に眼科に受診されることをお勧め致します。

飛蚊症の効率的な治し方

飛蚊症

東洋医学では、これらの眼病は経絡でいう「肝(肝臓そのものではなく肝臓を動かすシステムも含んだ部位)」の衰えによって陰陽バランスが取れなくなったため目に影響が出たと考えます。

その場合には、目に良い食べ物や漢方を使って緩和していくことを考えます。

東洋医学は西洋医学とは違い、三因制宜(本人の体質の考慮・季節の考慮・日頃暮らしている場所を考慮)を加味しながら失ったバランスを取り戻すことで治癒させるものです。

今日やって明日治るというものではなく、「もともとならない体質にして治す」ことが目的だから時間かかるのです。

まずは痛みを取る(ファースト)・熱を取る(セカンド)・改善させる(サード)の順番で治していきますので、長い時間がかかるのです。

けれどもいいことも沢山ありまして、胃腸や他の臓器を傷つけない・他の症状も緩和するというおまけ付きですから、私はワルクナイ選択だと思っています。

2)病的飛蚊症の場合には早急に眼科で処置してもらうことにして、処置をして頂いた後の再発防止や1)生理的飛蚊症に効果が高まる治し方をお話したいと思います。

この世の全ての食べ物にはお薬効果が備わっており東洋医学では「医食同源」といいます。

この医食同源の原理は食べ物として食べているハーブなどは、西洋医学で使用されている抗がん治療薬・外科治療に加えて欠かせない麻酔薬など、沢山の効果が認められているものも食事として体に取り入れることでじわじわと効果を発揮しながら薬のように使うことが出来るのです。

 

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飛蚊症に効く食べ物

では飛蚊症に効果が高い食べ物には何があるのでしょうか?

薬膳学では「性味(味)色味(色)」の五味五色の中から、肝に関係が深いものを選びます。

肝=性味:酸(酢成分があるもの:レモン・リンゴ・イチゴ・オレンジなどを思い出してください。

肝=色味:青(緑を含みます)野菜類に青が多く含まれておりますね。

これらの食材は旬のものを中心に選んで使うようにすると効果が高くなります。

早く回復させるための効果を高めるために「漢方薬を」思い浮かべる方も多いと思います。

漢方薬は漢方医に相談の上処方していただくことが一番なので、専門医に任せましょう。

しかし、専門医でもわからないことがあるのです。

ある時母が漢方医に処方してもらった「薬が効かない」と言って怒っていたことがありました。

最後はヤブ(ヤブ医者の事)だと怒り出し、漢方医をとっかえひっかえしておりました。

しかし本質は飲み方にも問題があったようです。

漢方薬は「食前・食間」と決められておりますが、この時間にきちんと飲んでいないと効果が半減するのです。

食前というのは、朝起きぬけにすぐ飲むことを指し、食間は間食をせず、他のお茶やサプリから30分程先に漢方薬を優先させて服用することが望ましいのです(速攻で効果が出る漢方薬ですと、30分以内に効果が表れます)。

なぜかと言いますと食べ物にも薬効成分があるのでサプリを飲んだり、薬膳茶を飲んだりした後に食前だからと漢方薬を飲んでも効果が得られない場合があるのです。

サプリや薬膳茶に漢方薬を半減や中和する効果のあるものが入っている場合もあるのです。

漢方薬を何より先に優先させるということを覚えておいていただけると効果を高めることが出来ます。

色々飲んだら効果が高まるかというとそうではなく、逆に悪くなる場合もあるのです。

それでは、本来の食べ物ではどのようなものに効果が高まるものがあるのかをお話しましょう。

酢の物を一品追加する

酢の物は「肝」を潤して本来の仕事をしっかりさせて、収斂させるので大事な栄養素を逃がしません(だからと言って食べ過ぎれば逆に肝を傷つけてしまいますので食べ過ぎない事)。

青色のものを中心に考える

青色の野菜を中心に赤い色のパプリカやトマトを添えて美味しいものを召し上がってください(赤い色を添えると効果倍増する)。

食事の効果が倍増する工夫

薬膳と言うと漢方や、お薬臭いけれど効果がある食事だと思っている方が沢山おられますが、そうではなくて体調を整えるための食事なので美味しくなければ効果がないのです。

例えば、ハンバーグなどを召し上がるとき、少しの工夫で飛蚊症のための食事に替えることが出来ます。

サラダに春菊(清肝明目=目にも良い)の新芽を使い、彩りにトマトや枸杞の実(枸杞の実は畑の点眼薬とも言われています)を添えて頂けば、食べ物からの栄養が血管を丈夫にすることから、眼が疲れなくなると言われています。

青いものにはビタミンが豊富で疲労回復効果が高いので飛蚊症の根源であるストレスなどの疲れにはとても良い効果を生み出します。

噛む回数が増えれば増えるほど栄養素の吸収率が高まるので回数が増える工夫も大切です。

例えば、2~3センチの
長さに切った裂きイカを混ぜれば噛む回数が増えますし、サラダに入れると意外と美味しくいただけます。

 

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飛蚊症に効果が高い
「目薬・ツボ・漢方薬」

飛蚊症

目薬

結論から申し上げますと、飛蚊症に効く目薬というのは有りません!

飛蚊症に特化して効果があるという目薬は存在しないのです。

しかし飛蚊症の原因がストレスで起きるのであれば、市販の疲れ目に効果が高いものでも大丈夫ということになるであろうと専門医は語っております。

ツボ

鍼灸師の方に確認を取りましたが、「飛蚊症に絶対に効くツボなんて…ないと思います」という消極的な意見でした。

では、全くダメかというとそうでもないらしく、眼に良いツボはあるそうです。

但し個人差もあるのでむやみやたらにやらないで欲しいと言われました。

一つ目のツボは「四白(しはく)」です。

眼の少し下にあり、両手の人差し指と中指をそろえて小鼻の両脇にあて、中指だけを外して人差し指が当たる位置です。少し落ち着いて触っているとかすかにくぼみがあり多少の痛みを感じる箇所があるのでわかります。

二つ目は「攅竹(さんちく)」です。

目頭の斜め上、ちょうど眉毛が切れるあたりにあります。

親指でぐっと押してみてください。

痛みを感じる箇所があるのでわかります。

三つ目は「太陽(たいよう)」です。

目尻からやや斜め上で眉毛が切れるあたりから少し下にあります。

これも少し痛みを感じる場所を探していただけると解り易いと思います。

ツボは強い力で押し過ぎるとかえって逆効果になります。

ほんの少し押し付けて1分間くらいの押し時間で終えてください。

それ以上やっても効果が出ないものだと思ってください。

眼の周りはデリケートですから、リラックスして行うことを心がけましょう。

また、ツボに関しては絶対に効果があるというものでもないので、鍼灸師の方の指導で最初はされることをお勧め致します。

漢方薬

眼に良い漢方の代表格は、「杞菊地黄丸」かもしれません!

組成には地黄・茯苓・山茱萸・牡丹皮・山薬・沢瀉(ここまでなら六味地黄丸)菊花・枸杞子が入っております。

六味地黄丸に菊花と枸杞子を足していると考えると解り易いかと思います。

気血両虚で元気のない方には良薬と言えるのではないでしょうか。

それでも個人差があるので、御自身の現在の状態に合わせて処方してもらうべきだと思います。

また、「補中益気湯」・「牛車腎気丸」・「十全大補湯」も使えそうな気がしますが、これらは体力のある方や無い方など個人差で使い方が違ってきます。

間違って使うと逆に疲れが出てしまい、副作用に近い感じで体に障る場合も有るので、まずは漢方医に相談して納得してからご利用になる事をお勧め致します。

 

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まとめ

今までの御話でポイントだけまとめてみましょう。

飛蚊症には二つのタイプがあり、生理的飛蚊症と病的飛蚊症に分けることが出来ました。

生理的飛蚊症は老化や自然に体力の衰えなどで、液で覆われた眼球の繊維質と水分の分離で網膜が濁り糸くずのようなものが見えるようになるものでしたが完治はしない代わりに見えないとか、重大な病気ではないというものでした。

一方で病的飛蚊症になると網膜剥離・網膜裂孔・硝子体出血・ぶどう膜炎などの可能性があり出血したり視界が見え辛くなったりするので、眼科に受診するのが望ましいと御話しました。

東洋医学では飛蚊症の原因はストレスや疲れなどにより体内の陰陽バランスが壊れたことが原因だと考え、眼は肝の経絡の繋がりから肝が弱って目に影響が出たと考えます。

そのため、肝を潤わして相生関係の心も元気に動けるようにすることで回復させようというものでした。

そんな効果が高まるための食事には色と味(五味五色)の関係から肝を元気にしてくれる酸味のものと、青い色(緑も含まれます)のものと赤い色の元気の出る野菜を組み合わせて、五臓六腑から立て直していこうという考え方をしました。

東洋繋がりで目に良いツボを「四白・攅竹・太陽」の三つで健やかにするご提案もさせて戴きました。

1つでは大したことが無くても食生活見直し&ツボで気力を養いながら心を軽くして適度な運動を加えれば相乗効果で飛蚊症を軽減させられる可能性も高くなりますし、さらに生活習慣病の改善にもなるので続けていただくことが大切だと思います。

飛蚊症の原因でもあるストレスを軽減するためには睡眠時間を7時間確保し、冷えないように湯船に浸かり体を温め、そして食事は遅くなってもいいので、よく噛んで(一回口へ入れたら最低でも30回)食べると胃腸が老化しないし体力気力が充実してイライラやミスを起こさないことなどが解明されてきました。

1時間運動したのと同じ効果もあるので、是非お試しください。

さて、眼に良い漢方薬についての御話ですが、眼に良い漢方薬で使いやすいものとして「杞菊地黄丸」「補中益気湯」「十全大補湯」牛車腎気丸」をご紹介しましたが、御自身の体質や体調と季節を加味し、十分な漢方相談を行ってからご利用いただきたいと御話させて頂きました。

漢方薬には本来副作用は無いものが多いのですが、安易に飲めば逆効果の場合も多々あります。

またサプリや漢方由来のお茶と共に服用するのは避けることをお伝えいたしました。

最後になりましたが「飛蚊症に良く効く目薬はありません」とお伝えしなくてはなりません。

しかしながら、飛蚊症が疲労由来で発症した場合には「疲労回復効果のある目薬」でも大丈夫だと製薬会社が発表しておりますので、その点だけはお伝えしておきます。

飛蚊症になったら、「まず睡眠・目に良く美味しいものをよく噛んで食べる・適度な運動を心がける」ことで徐々に回復することがわかってきました。

早速母に伝えて、元気になってもらいたいと思います。

 

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