春と秋は食中毒のシーズンで毎年のように発病した人の数が増えている気がしてなりません。

いったい、O-157って、どんな病気なのでしょうか?

きちんとした知識を身に着けて、病気にならない工夫をしたいと考えています。

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O-157とは

O-157

0-157って良く聞きますが実際に何故「O-157」って名前なのか知っている人は少ないようです。

そこで、厚生労働省で確認してみましたら詳しく教えてくれました。

O-157とは、腸管出血性大腸菌のことで、本来大腸菌は私達ヒトや家畜の腸内に常に存在しているものでほとんどが無害なのですが、中には下痢などの症状を引き起こすものもあり、その大腸菌のなかに「病原性大腸菌」が含まれ、その中の1つがO-157である「腸管出血性大腸菌(ベロ毒素)」が強い毒素を出して酷くなると痙攣や意識障害等の重篤な症状を生み出します。

大腸菌は菌の表面にあるO抗原(細胞壁由来のもの)とH抗原(べん毛由来のもの)によって細かく分類(2017年現在56種類に分類)されているのです。

「O-157」とは、O抗原の種類で157番目に発見されたものを言います。(現在約181に分類されています)

さらに少し詳しく説明すると同じO-157でも毒素(ベロ毒素)を作り出して養血生尿毒症症候群(HUS)などの重篤な症状を引き起こすものには、H抗原がH7(O-157:H7)とH-(Hマイナス)のもの(O-157:H-)の2種類があります。

気をつける時期

O-157と食中毒は直結しています。

毒は一般に気温が高い初夏から初秋にかけて多発することは良く知られております。

この時期は食中毒菌が増えるのに最適な気温であり、人の体の抵抗力や免疫力が低下しやすい時期てもあります。

そんな時期に不衛生な取り扱いで並べられたお惣菜等を摂取することがあると、ダブルパンチとなり発生しやすくなると考えられますので、十分注意が必要になります。

しかし、厚生労働省は食中毒が年間を通じて冬の発生率が高いと言っておりますので、条件さえ合えばいつでも発症するということになります。

体力をつけて免疫力を上げることが大切です。

 

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症状と潜伏期間

胃が痛い

話を戻して、O-157の症状についてお話しましょう。

O-157の症状はどのようなものかご存知でしょうか?

O-157は非常に感染力が強くて少数(100個程度)のO-157病原菌が体内に入っただけで下痢や腹痛などの症状が現れます。

他のウィルスですと100万個は必要だと言われているので100個で感染となると、そうとう感染率が高い細菌だと認識されております。

感染者は殆どが4~8日の潜伏期間後に激しい腹痛を伴った水溶性の下痢を繰り返し、翌日には血便(鮮血)が出始めます。

場合によっては発熱や嘔吐などが見られることもあります。

鮮血が出始めると粘着性の粘液や粘膜が出る場合も有ります。

私自身も一度なったことがあり、鮮やかな鮮血が便以外でも出血して癌かと思って病院へ駆け込み、

「出血性大腸炎で癌ではないので大丈夫ですし、症状もこれなら大丈夫です。」と言われてホッとしたことがあります。

酷くなると、大腸菌細胞がダメージを受けすぎて大量の出血をして腎不全などの重い症状となってしまいます。

そして数日後から2週間位までは全身のだるさやむくみなどが見られるようになり、重症化するとけいれんや意識障害などの合併症も現れてくるのです。

食中毒は一般的に気温が高くなる初夏から初秋にかけて発生しますが、先述のように、O-157はとても感染力の強い細菌ですので、暖かい時期でなくても発生するのが特徴です。

経口感染と呼ばれる口を介しての感染なので咳やくしゃみなどでの感染はありません。

【食中毒】症状の潜伏期間と対処法…食事~食べたらいけない物リスト

 

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予防方法

O-157

予防方法として考えられることは、食べ物や食器や指などに菌が付着しないように清潔を保ち、細菌の繁殖を抑えるために乾燥・低温を保つ工夫が必要です。

また、O-157は熱に比較的弱く、75度で約1分間ほどの加熱で菌が死滅するため、調理方法に加熱を摂りいれる工夫をすることも感染を防ぐ方法になります。

帰宅後やトイレの後などには石鹸でよく手を洗うことが大切です。

カットフルーツや切り分けて販売されているフルーツは丸ごと販売のフルーツに比べて菌にさらされる頻度が高く、感染する比率が高いので、もったいないとは思いますが、切り口を洗う・1センチほど切り捨てるなどの方法で表面について繁殖しやすいばい菌への対策を講じることも大切だと思います。

不幸にして下痢を起こした時には、薬に頼って下痢止めを試みるのではなく、出来るだけ速やかに医師の診察を受けるようにしてください。

下痢を止めることで体内にばい菌を繁殖させる原因となる場合もあるため、自己判断をせず医師の指示に従って治療を行うことを強くお勧め致します。

比較的軽い場合には体力があり、風邪のような症状で済みますが、嘔吐下痢を伴うと体力が奪われて動くことも難しくなるため、早めの対応が望まれます。

まとめ

O-157は誰でも簡単になる病気の1つだと思います。

実際、私も簡単になり、かかったことすら気が付かなかった部分があります。

特徴的なことは風邪の症状の様にも見えて下痢にしても同じような過程ですが、明らかに他と違うことは鮮血の出血や血便がでることです。

さらに粘液や粘膜が出ることから、普通の風邪とは違うという意識が持てると思います。

O-157は腸管出血性大腸菌として食中毒ともかかわりが深いのです。

感染は本人だけで、咳やくしゃみなどでの感染はありません。

初夏から秋に多いと言われているのですが、冬も多く発生しておりますので十分な注意が必要です。

防ぐ方法は少量の菌で繁殖する割には熱に比較的弱く、75度の加熱で死滅しますから加熱調理したものを食べることが大事です。

また、手は石鹸などでしっかりと洗い、感染したものを触った手で調理などの作業をしないようにすることも大切です。

感染しやすいフルーツ等でカットしたものを買う場合には表面を切り落として食べることや、丸ごと買って御自身で切り分けるほうが安全です。

また、不幸にして感染してしまった場合には下痢止めなどの薬を使うより、毒素を排出するほうが良いので、病院へ出来るだけ早く行って対処してもらうことが大切です。

早めに体力を回復させるためには睡眠時間をしっかりとり、体を休めることが望まれます。

O157の感染経路…2次感染を食い止める予防法も

ノロウイルスの潜伏期間と感染期間…どれくらい休めば出勤できる?

 

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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