人食いバクテリア

人食いバクテリアと聞くと、ホラー映画に出てくるような恐ろしいものを想像されてしまうかもしれません。

これは俗称で、正式名称は「劇症型溶血性連鎖球菌感染症」という病気のことで、発症すると劇的に症状が悪化して、死に至る危険性のある病気のことなのです。

急激に進行してしまうので、俗称としての「人食いバクテリア」のほうが知られているのです。

溶血性連鎖球菌自体は、ありふれた細菌なのですが、どのようなことで「人食いバクテリア」となってしまうのでしょうか?

病気の特徴と対処方法についての知識を深めておきましょう。

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人食いバクテリアとは

人食いバクテリアの主な病原体は、A群溶血性連鎖球菌です。

この細菌は、どこにでもいるありふれたもので、子供の15%程度が喉などに保菌していると言われており、咽頭炎などの原因菌となります。

感染して、咽頭炎などの病気を発症することもありますが、感染しても気になる症状が出ないこともあるのです。

A群溶血性連鎖球菌は、それくらいありふれた細菌なのです。

ところが、何らかの突発的な原因で、体にあらわれる症状が劇的に重症化する場合があります。

これが、人食いバクテリアと言われる「劇症型溶血性連鎖球菌感染症」なのです。

人食いバクテリアの初期症状

初期症状は特別なものではありません。

  • 喉が痛い
  • 発熱していて、体がだるい
  • 皮膚が赤く腫れる
  • 血圧が下がる

初期症状には、風邪の症状と似ているため、「たいしたことないから、寝ていたらよくなる」と思いがちです。

しかし、人食いバクテリアの場合は、急激に進行してしまいます。

皮膚の腫れがひどく、痛みも強い場合は、人食いバクテリアの可能性もあります。

数時間で赤く腫れた手足が壊死してしまい、敗血症を起こしてしまうこともあります。

 

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症状は子供や高齢者にも

A群溶血性連鎖球菌は、どこにでもある細菌ですが、人食いバクテリアを発症してしまう年齢を見ると、50歳以上が多くなっています。

また、数は多くはありませんが、10歳以下の子供も数例確認されています。

他の感染症と同じく、免疫力の弱い高齢者や子供には注意が必要です。

人食いバクテリアの
感染源・感染経路

擦り傷・やけど・虫刺され・物が刺さるなどの皮膚にできた傷創からの感染になることが多いです。

傷口に、どこにでもいるA群溶血性連鎖球菌が入り込んでしまい感染することによって発症するケースが多いですが、まれに捻挫や青あざなどの傷のない外傷でも発症した例があります。

またA群溶血性連鎖球菌は、咳やくしゃみで起こる飛沫感染でも感染します。

人食いバクテリアは同じA群溶血性連鎖球菌ですが、原則的に人から人への感染することはありません。

予防するには、傷を清潔にしておくことが大切です。

まとめ

急激に進行し、致死率は30%とも言われる「人食いバクテリア」です。

恐ろしい感染症ですが、インフルエンザのように大流行することはありません。

大流行はしないのですが、世界的に見ると一気に一つの村を滅ぼしてしまうという威力も持っています。

そして高齢者や子供、病気を患っていて抵抗力が落ちている人は、特に注意する必要があるでしょう。

予防のワクチンもないので、普段からの手洗い、うがいがこの病気を防ぐ一番の対策です。

抵抗力を落とさない生活を意識していきましょう。

 

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