心音

ドラマなどで役者さんが急に胸のあたりを押さえて倒れ込むシーンを見た事がある方は多いと思いますが、あれはほとんどが心臓の病気・・・心筋梗塞という病気です。

心筋梗塞において普通に生活していて、急に胸が痛くなる以外に前兆のような症状はないのでしょうか。

心筋梗塞の前兆や初期症状はもちろん、発症してしまった場合の後遺症やリハビリ方法について、まさに命に関わる事にもなり兼ねない恐ろしい病気【心筋梗塞】について詳しくまとめてみたいと思います。

< スポンサーリンク >

心筋梗塞とは

血流

日本人の死因第2位で、発病すると直接命に関わる怖い病気の心筋梗塞。

心筋梗塞とは、心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給する冠動脈(血管)に閉塞や狭窄などが起こる事で、心臓の血流量が低下し心筋が虚血状態となると、その部分の細胞が壊死してしまいます。

この状態を心筋梗塞といいます。

虚血性心疾患の1つで、一般的には急性に起こる「急性心筋梗塞」のことを心筋梗塞といい、他に心臓麻痺や心臓発作とも呼ばれます。

心筋梗塞と一緒にされることの多い狭心症ですが、狭心症は心筋が虚血状態になっても壊死までは至っていない状態のことを指します。

心筋梗塞の一歩手前が狭心症と考えるとわかりやすいかも知れませんね。

発症した約3割が死亡すると言われる心筋梗塞ですが、主な原因は【動脈硬化】ということがわかっています。

心筋梗塞の前兆や初期症状

診察

心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を供給している冠動脈(血管)に動脈硬化が起こり、そこに血栓ができて冠動脈の血流が妨げられる事で心筋が血液不足に陥り細胞が壊死する状態と説明してきました。

この心筋が血液不足の状態になった時に激しい胸痛が起こる事で症状を自覚する方が多いのですが、この状態になった場合は1分1秒を争う事態なので、救急車を呼ぶなどの迅速な対応が必要となります。

では激しい胸痛の他に心筋梗塞を代表するような症状はあるのかというと、呼吸困難・嘔気・冷や汗などがあります。

また、心筋梗塞を発症した方の中には前兆(前触れ)を自覚していた方も多く、その症状は以下の通りです。

  • 一時的な胸の痛み
  • 左肩、背中の痛み
  • 左手小指の痛み
  • 不整脈
  • 嘔気、ムカムカなどの胃部不快
  • 歯(特に奥歯)や下顎の痛み
  • 顔面蒼白
  • 疲れやすい

もちろん、これらの前兆には個人差がありますので、前兆はあくまで目安として知っておくくらいが良いと思います。

心筋梗塞を発症した方の中には全く前兆がなく痛みもない【無痛性心筋梗塞】を発症した方もいますので、普段からの生活を意識して見直したり、定期的に健康診断を受けるなどをするべきと言えますね。

 

< スポンサーリンク >

心筋梗塞の後遺症

心筋梗塞を発症すると、心臓の一部が死んでしまい(壊死)一度死んでしまった心筋は二度と再生する事はありません。

そのため、心筋梗塞を発症して救命処置がなされ命を取りとめたとしても、機能不全に陥った心筋の範囲が広いといくつかの後遺症が出現するケースがあります。

軽度の心筋梗塞の場合は後遺症が現れにくいと言われていますが、心筋梗塞の後遺症として代表的なものを挙げていきます。

不整脈

心筋梗塞の後遺症として起こる不整脈は、心筋が壊死する事によって心臓の収縮リズムが乱れてしまう事で起こります。

場合によっては心室細動と呼ばれる致死性不整脈を引き起こす可能性もありとても危険です。

対策としては、状況に応じて心臓にカテーテルを入れる処置を行ったり、ペースメーカーを体内に入れ突然死を予防するなどの方法があります。

心不全

発症した心筋梗塞の重症度によりますが、心筋の一部が壊死する事で心臓全体のポンプ機能が低下し心不全を起こします。

心不全を起こすと、下半身の浮腫(むくみ)や息切れ・疲労感などを感じる場合があります。

幻痛

心筋梗塞を起こした時の激痛を身体が覚えているせいで、実際に心臓には問題なくても心筋梗塞を起こした時と同じような痛みを感じる場合があります。

症状が現れた場合は、幻痛と過信せず医療機関の受診をするようにしましょう。

心臓リハビリテーション

社会復帰や心筋梗塞発症前の日常生活に戻すために、心筋梗塞によって失われた心臓機能の回復を目的としてリハビリが行われます。

また、心臓リハビリを行う事で再発リスクを軽減する事にも繋がる事がわかっていますが、状況に応じてリハビリの内容が異なるため、簡単に紹介しておきますね。

急性期の心臓リハビリテーション

基礎的な運動機能を取り戻すために、心筋梗塞治療直後の入院期間から急性期の心臓リハビリは行われます。

具体的な内容は、ストレッチや歩行訓練・階段昇降などが問題なくできるように訓練していきますが、それぞれの病院によってリハビリ内容は異なります。

医師はもちろん、看護師・理学療法士などの指導に関わるスタッフの指示に従って行うようにしましょう。

回復期の心臓リハビリテーション

回復期のリハビリは退院後に行われます。退院後もリハビリを行う目的は、体力作り・社会復帰に向けた心肺機能強化です。

内容としては有酸素運動がメインで、自宅でもできるランニングマシンやウォーキングなどを取り入れていきます。

定期的にかかりつけの病院やリハビリ病院へ通い、専門スタッフの指導の下状況を見ながら無理のない範囲で行っていきます。

維持期の心臓リハビリテーション

維持期のリハビリは社会復帰後に行われ、心筋梗塞の再発予防や心肺機能維持を目的として行われます。

リハビリの内容はそれぞれの病院や施設によって様々ですが、筋力トレーニングがメインで行われるようになっています。

まとめ

  • 定期的に健診や人間ドックを受け、自分の健康状態を知っておく
  • 普段の生活からできること(適度な運動・禁煙・禁酒など)をしておく
  • いざと言う時に頼りになる家族とこまめに連絡を取っておこう

心筋梗塞は年齢や性別を問わず命を落とす危険が高い、本当に恐ろしい病気です。

前兆や特徴的な症状を知っておくだけでも対策になると思います。

Pick UP! くも膜下出血3つの前兆…生活習慣見直しによるストレス軽減で予防できる?!

Pick UP! がん知識まとめ~初期症状や余命・予防方法~

 

< スポンサーリンク >

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

他にも、健康に関する色々な病気の予防法や身体に対する症状の改善策、最新の医療情報などを配信していますので合わせて読んでいただけると幸いです。


この記事がお役に立ちましたら、シェアして同じ悩みの解決に手助けしてください!

Twitterで【REMEDY】をフォローしよう!

その他の健康・医療記事