喫煙、飲酒は健康によくないと、禁煙や禁酒を意識される方が多いと思います。
確かに高血圧・糖尿病・高コレステロール症などの生活習慣病では、禁煙や飲酒量を減らすことを指導されることが多いです。
確かに、タバコは「百害あって一利なし」と言われます。
しかし、お酒は百薬の長とも言われます。
ここでは、高血圧・糖尿病・高コレステロール症と喫煙・飲酒はどのような関わりについて解説していきます。
高血圧と高コレステロール症の関係
高コレステロール症となると、動脈硬化もすすんでいきます。
そのため、血管壁も硬く、血管の内腔も狭くなってしまうため、血圧も高くなってしまいます。
ある調査では、高血圧の人の約55%はコレステロール値が高めという結果が出てきます。
それだけ、高血圧と高コレステロール症とは密接な関係にあるのです。
糖尿病と肥満
いろんなものが発達し、便利になっている現代では、過食や運動不足で肥満になりやすくなっています。
肥満になってくると、体の中に糖を処理する能力が低下し、糖尿病の前状態になってしまいます。
この状態を放置しておくと、肥満も進み、糖尿病へと進行してしまうのです。
生活習慣病に気をつける
高血圧、糖尿病、高コレステロール症などの生活習慣病は、食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が、病気の発症や進行に大きく関わってきます。
食事の量・内容に注意し、自分に合った運動を継続できるようにすることが大切です。
また、禁煙・飲酒は適量を守ることも生活習慣病の予防に大きく関わってきます。
血管年齢を若く保つために
血管年齢は、動脈硬化の状態を知るバロメーターになります。
動脈硬化は、血管の老化現象の一つです。
そのため、誰にでも起こることです。
完全に予防できない動脈硬化でも、できるだけ若々しい血管の状態でいたいものです。
そのためには、生活習慣病の予防が重要なのです。
喫煙はやめよう!
タバコの煙には、多くの化学物質が含まれています。
その中でもタバコの煙に多く含まれているニコチンや一酸化炭素は、循環器系に悪影響を与えています。
タバコを吸うと、含まれているニコチンが交感神経系を刺激するので、血圧を上昇させ、脈拍も増加させます。
さらに、一酸化炭素も増加することで、血液中の酸素が不足ぎみになってしまいます。
また、タバコに含まれる酸化物質は、血管の内皮細胞にダメージを与えてしまうので、動脈硬化にも拍車をかけてしまうことになってしまいます。
そのうえ喫煙によって、HDLコレステロールを減少させ、LDLコレステロールを増加させるので、動脈硬化を進行させてしまうのです。
喫煙は、本当に百害あって一利なし・・と言えるのです。
喫煙者の方は、今すぐにでも禁煙にチャレンジされることをお勧めします。
飲酒は適量
アルコールは、ほどほどに楽しむ分には心身ともにリラックスされる効果があります。
しかし、飲み過ぎると二日酔いになったり、急性アルコール中毒になったりということがあります。
やはり、健康のためには飲まないほうがいいのでしょうか?
ほどほどの量であれば、心臓の働きを強め、血圧を下げる効果もあります。
しかし、逆に血管を収縮させて、血圧を上げてしまうこともあります。
長年の日々の飲酒量が多いと、高血圧症のリスクを高めることがはっきりしてきました。
また、飲酒量が多いと不整脈を誘発しやすくなったり、脳出血やクモ膜下出血の危険因子となったりしてきます。
ところが、少量のアルコールであれば、脳梗塞に対して予防的な働きをします。
またアルコール飲料の種類に関わらず認められているものですが、飲酒することによって、HDLコレステロールが増え、血液が血管の中で詰まりにくくしてくれます。
さらにこの働きは、赤ワインに含まれているポリフェノールがより効果があると注目されています。
よくビールをお茶代わりに水分摂取のように飲んでしまわれる方がいますが、全てのアルコール類にはカロリーがあり、飲み過ぎることで摂取エネルギー過多となってしまうのです。
摂取カロリー過多は、糖尿病には悪影響となってしまいます。
このようにアルコールには多彩な作用がありますが、ほどほどの量であれば健康維持によい働きをもたらしてくれるのです。
まとめ
- タバコは百害あって一利なしです。ぜひ禁煙を!
- 予防のためには、アルコールはほどほどに
飲酒・喫煙は、高血圧・糖尿病・高コレステロール症などの生活習慣病と密接な関係にあることがわかっていただけましたか?
1日あたり日本酒なら1合、ビールは大瓶1本、ワインはグラス2杯まで。
ただし女性はその半分程度がいいです。
我が家では、主人が高血圧になってきたので、20年来のヘビースモーカーだったのに、一念発起して禁煙しました。
口の中はさわやかになり、ごはんもおいしくなったと言っています。
また、血圧も正常値にまで下がってきました。
みなさんも生活習慣病を予防し、健康維持のため、まずは禁煙から始めてみて下さい。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
他にも、健康に関する色々な病気の予防法や身体に対する症状の改善策、最新の医療情報などを配信していますので合わせて読んでいただけると幸いです。
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