毎日少しずつ暖かくなってきて、春を感じるようになってきましたね。
運動したり、出かけたりしたいなぁと思う季節になってきました。
活動した分、おいしくなるのが食事です。
こんなとき、糖尿病の食事療法をされている方が、食べ過ぎることなく、食事を楽しめるコツをお伝えしたいと思います。
食事療法の基本となるもの
糖尿病とは、体内のインスリンの作用が十分でないために、私たちの生命維持に必要なエネルギー源となるはずのブドウ糖が消費されず、血糖値が高くなっている状態が続いていることです。
高血糖状態を防ぐには、食べる量を調整して、栄養バランスがとれていて、過不足することのないエネルギー量にすることが大切なのです。
そのためには、食品交換表を使って、食事メニュー・食事量を考えていくことになります。
食事量を知る
まずは、自分の1日の必要なエネルギー量を知り、余分なエネルギー量を取らないようにしなければなりません。
1日の必要なエネルギー量は、年齢、性別、身長、体重、仕事などによる活動量を基にして、医師が総合的に判断します。
そこで、1日のエネルギー量が決まってきます。
例えば、1日のエネルギー量が、1600kcalとなった場合で考えてみましょう。
でも、どれくらいの量が1600kcalなのか見当がつきにくいと思います。
そこで、利用されるのが食品交換表なのです。
食品交換表では、1単位が80kcalをひとつの基準としています。
1600kcalの場合、20単位分の食品が食べられることになります。
その20単位分の量を、食品交換表を使って、バランスよく食事がとれるようにしていくわけです。
食事の食べ方のポイント
食事量を知ることができたら、今度は食べるときの注意点を考えてみましょう。
血糖値は、食事を摂ることによって上昇します。
そして、脳の視床下部になる満腹中枢が感知して、実際に満腹感を感じるまでには20分ほどかかります。
つまり、早食いをしてしまうと、適量を食べても満腹感を感じることができず、食べ過ぎにつながってしまいます。
よく噛んで、ゆっくりと食べることが大切なのです。
営業職のサラリーマンの方など、食事時間が不規則になりがちな方もいらっしゃいますね。
時間がないから・・と昼食抜きになってしまったり、食事を抜いた分、まとめて食べてしまったりってことがあるのではないでしょうか?
これは、インスリンを分泌する膵臓に大きな負担となってしまいます。
空腹時間が長く続くと、体が次の空腹に備えて栄養を蓄えようとしてしまい、皮下脂肪もたまりやすくなります。
1日3食をきちんと摂ることも大切なことです。
また、同じ食事でも食べる順番によって、血糖値の上昇スピードが変わることがわかっています。
野菜・海藻・きのこ類→肉または魚→ごはん・パン
の順に食べると、結果的に血糖値の上昇が抑えられるそうです。
まとめ
糖尿病の食事療法は・・・
- 1日の摂取カロリーを知る
- よく噛んで、ゆっくりと食べる
- 1日3食きちんと摂る
- 食べる順番は、野菜・海藻・きのこ類→肉または魚→ごはん・パン にする
このことに注意するだけでも、血糖値のコントロールに大きな違いがでてきます。
小さな工夫を毎日継続していくこと、これが糖尿病とのおつきあいのポイントだとおもいます。
ぜひ試してみて下さい。
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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出典元:http://www.糖尿病の初期症状と食事.net*http://www.sakuragi-clinic.net
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