憂鬱・落ち込み

人にはその人独自の行動パターンというのが、自然と身についているものです。

その人らしさ、という言葉をよく口にしたり聞いたりしますが、とても大切なことです。

その人らしさ、つまり、パーソナリティは、見方や反応の仕方、考え方、人とのかかわり方、振る舞いの仕方といった人の人格を指しています。

しかし、そのパーソナリティが損なわれる病気が近年、増え続けています。

パーソナリティ障害とは何か、特徴と接し方について調べてみました。

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パーソナリティ障害とは

文化的な平均から著しく偏った行動(大多数の人とは違う行動パターン)・言動・考え方を繰り返すため、周囲が困惑し、自分自身も苦しんでいる場合に診断される精神疾患のことです。

人格障害とも呼ばれています。

他の精神疾患も併発することもあり、パーソナリティ障害は厄介な、悪影響を及ぼす黒幕のような病気だと言われています。

パーソナリティ障害の特徴

怒り
by Vive La Palestina

感情が不安定・両極端で、突然激しい怒りを爆発させたり、人や自分に対する見方が良かったり悪かったりと揺れ動きます。

人から見捨てられるのではないかと恐れるあまり、自ら関係を壊してしまうような行動や言動をしてしまうこともあります。

気分の落ち込み、不安から不眠になったり、自傷・自殺企図などの症状がみられることもあります。

主に3つのタイプに分けられる

統合失調症的な気質のある場合

独特な思考、生活様式のため対人関係がうまくいかないパターンで、変わった人と思われるタイプのものです。

感情が不安定な場合

ストレスに弱く、激しい情緒不安定で、周囲の人を振り回して疲れさせてしまいます。

不安や恐怖心が強い場合

周りの目が過度に気になり、自分に対する評価を過度に不安視してそれが強いストレスになってしまうタイプです。

パーソナリティ障害の人への接し方

コミュニケーション

助言や反論したくなる気持ちを抑えて、とにかく話に耳を傾け、気持ちを聞くようにします。

しかし、過保護・親身になりすぎるとその人に対する依存が執拗になってしまうので、適度な距離を保ちながら、できることとできないことをはっきりと明白にしておくことは大切です。

衝動的な行動をしてしまう時も、大目にみるのではなく、我慢することや、ルールを守る大切さについて毅然とした態度で話すことも必要です。

 

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パーソナリティ障害か判断

周囲を極端に困惑させるような衝動的な言動をしたり、対人関係がうまくいかず、いつも悪化させてしまう場合、それは、単なる性格の問題などではなく、パーソナリティ障害(人格障害)なのかもしれません。

どうすれば、パーソナリティ障害なのかどうか判断できるでしょうか。

アメリカ精神医学界が作成した診断基準と、自分でチェックする方法については以下の通りです。

パーソナリティ障害診断基準

  1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする、なりふりかまわない努力
  2. 理想化とこきおろしの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、不安定で激しい対人関係様式
  3. 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像または自己感
  4. 自己を傷つける可能性のある衝撃的で、少なくとも2つの領域にわたるもの(浪費、性行為、物質乱用、無謀運転、無茶食いなど)
  5. 自殺未遂、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し
  6. 顕著な気分反応性による感情不安定性
  7. 慢性的な空虚感
  8. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難
  9. 一過性のストレスに関連した妄想様観念または重篤な解離性症状

これら9つのうち5つ以上が当てはまる場合パーソナリティ障害と診断されると言われています。

この9つを踏まえたうえで、自分にどのように当てはまるか具体的にチェックしてみましょう。

セルフチェック方法

  1. 周囲の人から見捨てられていると感じる・人から裏切られるのではないかといつも考えてしまう・人の気を引きたいと思うことがよくある
  2. 周囲の人に突然失望することがある・周囲の人は私に失望していると思う
  3. 私は幸せになれないし、なってはいけないと思う・私は中身が空っぽな人間だ
  4. 酒に依存したり、薬物を乱用したりする
  5. 自分を傷つけたくなることがある・この世から消えてなくなりたいと思う
  6. 自分の思いをコントロールできない・将来に対する過剰な不安に襲われる
  7. 孤独で寂しい・何をしても虚しい気持ちになる
  8. 突然止められないほどの激しい怒りを感じ、制御できなくなる
  9. 突然変な考えが頭に浮かぶが、それを払いのけることができない・自分の残酷な考えに苦しめられる

9つのうち5つ以上当てはまる場合、パーソナリティ障害と診断されることになります。

まとめ

  1. パーソナリティ障害とは、大多数の人とは違う行動パターンから自分や周囲の人を苦しめる精神疾患のこと
  2. パーソナリティ障害の特徴は、感情の不安定さ・不安・恐怖心で、周囲からは変わった人と見られてしまう
  3. パーソナリティ障害の人への接し方は、よく話を聞くこと・過保護になりすぎず毅然とした態度で接すること

パーソナリティ障害の診断基準は様々な方法がありますが、アメリカ精神医学界が作成したものが一般的です。

自己チェック項目とも比較して考えることができますが、あくまでも目安なので、専門医やカウンセリングに相談してください。

パーソナリティ障害は、自分はもちろん、周囲もとてもつらい思いをすることになります。

接し方のポイントを押さえながら、専門医と相談して、治療を進めるようにしましょう。

 

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