原因のよく分からない体の痒みに悩まされていませんか?
私はしょっちゅう痒くなってすぐかきむしってしまいます。
私の場合は皮膚科で原因不明の慢性じんましんと言われて10年以上毎日アレルギーの薬を飲んでいますが、それでも年齢を重ねるに従って痒みが出る頻度が高くなってきました。
原因は色々考えられるのでヘルスチェックを受けて注意していますが、とにかく痒みは辛いですね!
そこで、時に痛みより辛いと言われることもある「痒み」について、
- 体が痒くなる原因
- 痒みの改善策
についてまとめました。
同じ症状の人が少しでも改善策を見つけられたら嬉しいです。
体が痒くなる原因は何?
痒みの原因として、大きく分けて日常生活から考えられるものと、その他の疾患によるものとあります。
原因が日常生活にあるもの
皮膚の乾燥
痒みの原因で最も多いのが乾燥によるものです。
洗い過ぎによって皮脂膜が壊れてしまったり、無理なダイエット、偏食、不規則な食生活で肌に必要な栄養が不足したり、肌の血行不良を招く睡眠不足や疲労、ストレス、日焼けなども乾燥肌を助長します。
特に更年期以降は女性ホルモンの減少によって皮膚が乾燥しやすくなり、痒みを感じることが多くなります。
男性も60歳代後半位から男性ホルモンの減少によって皮脂線の働きが低下するために皮膚が乾燥しやすくなります。
敏感肌
皮膚のバリア機能が低下しやすい乾燥肌、バリア機能が常に低下した状態の敏感肌は、刺激物質に影響されやすく、髪の毛先が顔に触れたり下着による皮膚の圧迫などのちょっとした刺激でも痒みが起こることがあります。
虫さされ
蚊、ノミ、ダニ、ブヨ、毛虫などの虫に皮膚を刺され、毒性のある物質が体の中に入ることで腫れや痒みが起きます。
薬の副作用
多くの飲み薬(例としてアスピリン)、注射、塗り薬がかゆみの原因になります。
大抵は薬物に対するアレルギー反応と考えられています。
原因が疾患などにあるもの
アトピー性皮膚炎
ハウスダストや食べ物等、原因物質によって引き起こされるアレルギー疾患です。
乳幼児期ではジクジクとした湿疹が現れ、小児期以降では皮膚がカサカサに乾いた湿疹となって硬くなり強いかゆみを伴います。
掻くことで細菌に感染して悪化することもありますが、思春期以降治まることもあります。
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じんましん
食べ物を始め、薬や植物など多数の複合的な原因が挙げられていて、原因を特定するのは難しい疾患です。
何かに触れたりすることで痒みが発生し、掻くことによって更に皮膚が反応して赤く盛り上がります。
皮膚の赤い盛り上がりは数ミリのものから広範囲に広がるものまであり、殆どの場合数分から数時間で消えますが、それが毎日起こったり、慢性症状となることもよくあります。
接触性皮膚炎(かぶれ)
刺激の強いものや特定の物質に触れたことで起こる皮膚炎です。
例えば赤ちゃんのいる家庭で身近なのがオムツかぶれで、これは尿や便のアンモニアを原因とし、触れてから数時間後に炎症を起こします。
その他、油や洗剤、石鹸などでも起こる場合があります。
またアレルギー物質によって炎症を起こすアレルギー性皮膚炎があります。
貴金属や化粧品、うるしやぎんなんなどに触れることで、接触しなかった部位も含めて皮膚が赤くなり、ブツブツや水疱ができたりし、痒みの強いものと無いものがあります。
あせも
汗の出口が詰まりその周辺に汗が溜まって起きる炎症で、多くは赤みを帯びた小さな発疹ができます。
汗をかきやすい額や脇の下、 ひじや膝の裏側に多くみられ、夏は勿論熱すぎる暖房や厚着などによって冬にもみられます。
水虫・白癬症
カビの一種である白癬菌が、足の裏や手について感染すると水虫、体の表面や頭皮などに入りこみ感染すると白癬症と呼ばれます。
とくに痒みが強いのは、足の裏と体の感染です。
乾癬
境界がはっきりした赤い発疹と、発疹の表面にフケのようなかさぶたがつき痒いのが特徴で、正常な皮膚を掻くことで皮疹が広がることがあります。
乾癬の原因ははっきりしていず、免疫機能の低下や遺伝的素因などに関係し、さらに肥満や糖尿病、高脂血症などの病気の合併症として現れることが多く報告されています。
皮膚そう痒症(ひふそうようしょう)
皮膚病や肌の乾燥がないにも関わらず、皮膚が痒くなる疾患です。
肌の一部が痒くなる限局性と、全身が痒くなる全身性の2つに分けられます。
限局性皮膚そう痒症は、前立腺肥大や毛じらみ症、カンジダ膣炎、ギョウ虫症などが原因になります。
全身性皮膚そう痒症は、糖尿病や慢性腎不全、甲状腺機能亢 進症や低下症、更年期障害などが原因として挙げられる他、精神的なストレスが原因になっている場合もあります。
妊娠後期にも、ホルモンバランスの乱れによって痒みはよくみられます。
大半は異常を示すものではありませんが、肝臓に軽度の異常がある場合もあります
痒みの改善策
乾燥を防ぐ
痒みの原因となる肌の乾燥を防ぐには、部屋を乾燥させないように気をつけ、エアコンを使いすぎないことが大切です。
特に入浴時にはお湯の温度を40度以下のぬるめに設定し、肌荒れを起こしている場合は優しい石鹸で手でそっと洗ったり、 入浴後はバスタオルで擦らず速やかにクリームなどのスキンケアを行いましょう。
ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が入っているものがおすすめです。
また日頃から紫外線対策を心がけ、肌を乾燥から守りましょう。
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洗濯物のすすぎ、脱水をしっかりと
洗濯物に残されたわずかな洗剤に肌が反応して痒みが出ることがあります。
すすぎ、脱水をしっかりと行いましょう。
アレルギーの原因物質を避ける
特定の薬品や金属、食品など、アレルギーの原因となる物質が分かっている時は、その物質を避けるようにしましょう。
食事に気をくばる
食事では、肌の代謝を良くして潤いを保つためにビタミン類を豊富にとることが大切です。
とくにビタミンAとCは、効果が高い栄養素です。
ストレスをためない
ストレスは抗ストレスホルモンの分泌を高め、肌の代謝バランスを悪化させ、特に睡眠不足は体に大きなストレスとなります。
また辛い食べ物やたばこも、痒みがあるときは避けた方がいいです。
痒みがひどい時は?
なるべく掻かずに冷やす
掻くことによって皮膚のバリア機能が壊れ、細菌やアレルギー原因物質が入りやすくなります。
更に痒みが増すばかりか皮膚が傷つき化膿することもあるので、なるべく掻かないようにしましょう。
痒みが強い時は保冷剤をハンカチなどでくるんで、痒いところに当てると楽になります。
市販薬を使う
乾燥による痒みが出たら、グリセリン、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、尿素などの保湿成分の入った市販の軟膏やクリームを使いましょう。
しかし湿疹の場合は自己判断で薬を使うと悪化する恐れもあるので、必ず薬局で相談してください。
病院で診察を受ける
痒みが長い期間治まらない場合や我慢できないほど強い時は、主治医に相談するか皮膚科で診察を受けましょう。
まとめ
- 体が痒くなる原因は、皮膚の乾燥、敏感肌、虫刺され、薬の副作用、アトピー、じんましん、かぶれ、あせも、水虫、疥癬、皮膚瘙痒症などが考えられる。
- 痒みの改善策には、乾燥を防ぐ、洗濯のすすぎをしっかりと、アレルギーの原因物質を避ける、食事に気をくばる、ストレスをためない、などがある。
- 痒みがひどい時には、冷やす、市販薬を使う、病院に行く、がある。
痒みの原因は本当に様々考えられ、クリニックに行っても原因を特定するのが難しいそうです。
いずれの原因にしても肌を乾燥をから守ることが大切なので、気をつけたいと思っています。
色々な症状を読んだら、なんだか痒くなってきませんでしたか?
お肌の為にできることをしつつも、痒みに意識が行かないような楽しみがある毎日にしたいですね!
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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